Photoshopには写真を様々な見た目に簡単な設定だけで変えてくれるフィルターという機能があります。Photoshop フィルターはメニューバーのフィルターから、フィルター ギャラリーを選択することで専用の画面が開きますが、使用したいフィルターが決まっている場合はメニューバーの中から各カテゴリーを選んで適用させる方法もあります。
実際の使い方ですが、まず加工したい画像を開きます。通常の状態でフィルターを適用させてしまうと、元の画像そのものが変更されてしまうため、一度スマートオブジェクトにするか、元に戻して置けるようにコピーを残しておくと良いです。写真 フィルターとして適しているものはアーティスティックやスケッチのカテゴリーの中に入っています。フィルター ギャラリーではフィルターを確定する前にどのように写真が変化するのかを見ることができるので、細かなパラメーターを調整しながら好みの見た目になるように調整をすると良いでしょう。パラメーターを少し動かすだけでも効果が大きく変わるものもあるので、数値は覚えておくと良いでしょう。
OKボタンを押すとフィルターが適用されますが、このときスマートオブジェクトになっていると、スマートフィルターとしてレイヤーが追加されるため、気に入らなかったときに後で削除で消すことが可能になります。写真のフィルターはいつでも戻せるように元データに戻す方法を準備してから使うと良いです。
既に知っているフィルターを使う場合はそのままメニューの中から選んで適用させたり、直近で使ったフィルターはメニューバーの一番上に追加されるので、そこからかけても良いです。ただしパラメーターも丸ごと同じものが適用されるので、少し雰囲気を変えたい場合は各メニューの中から選ぶと良いでしょう。特にぼかしの機能は写真 フィルターの中でも使う頻度が高く、細かな設定で自由度の高いぼかしをかけることが可能で、魅力的な写真に加工するためには欠かせない機能の1つです。ぼかしは移動を使えば写真が動いているように見せかけたり、周辺部分だけをぼかす放射状を使うことによって迫力のある演出をすることができます。変形機能は写真をゆがませる機能があり、少しずつパラメーターを変えた写真をアニメーションとしてつなげることで、トランジションのような演出の素材にすることも可能です。
フィルター機能は奥が深く、様々な使い方があるので、いろいろな機能を試してみて覚えていくと良いです。