ポラロイドカメラといえば撮影してその場で写真が現像されるインスタントカメラのこと。高性能化しているスマホのカメラやデジカメが主流なカメラ業界のなかでは、レトロな印象を与えるポラロイドカメラは傍流にも思われますが、実は今でも人気があります。今回は2021年に登場している最新バージョンのなかから、おすすめのカメラを3つ選んでトップ3形式で紹介します。まずは「OneStep+」です。
「OneStep+」はポラロイドのルーツと言えるOneStepをリバイバルさせたものです。2017年にはOneStep2が発売されて大きな話題を呼びました。OneStep+はその後継モデルと位置づけられる商品ですが、現代的な機能とレトロさがほどよくブレンドされたものになっています。大きな機能はBluetoothが搭載されたことです。これによりスマートフォンの専用アプリと連携することが可能になりました。連携させることで新たに7つの機能が拡張されます。いくつか紹介すると、2つの像をフィルムのなかに重ね合わせて独特の効果を生み出す「二重露光」、写真の上から線や文字を書くことのできる「ライトペインティング」、スマホでシャッターを切る「ライトトリガー」など様々です。デザインはポラロイドと聞いたらすぐにイメージできるノスタルジックなデザインで、新しさと古さを同居した製品になりました。
「Instax Mini」は富士フィルムの商品で、新世代チェキの愛称が付けられています。大きな特徴はカジュアルなこと、特別な操作は必要なく、カメラが最適なシャッタースピードや光量を自動的に設定してくれます。これにより自撮りや接写はもっときれいになるでしょう。デザインは若者向けになっており、5つのカラーバリエーションがあり、どれもポップな印象です。女性の手のひらサイズに収まり、周辺のアクセサリも豊富です。チェキはアイドルライブの現場でよく使われており、Instax Miniで撮影しているアイドルの姿もよく見られます。
3番目は「Polaroid Go」です。こちらのキャッチコピーは世界最小のインスタントカメラ。10.5×8.39×6.15センチメートルの外形寸法で、重さはわずかに242グラム、ポケットに入れてもすっぽりと収まる小ささとなります。それで自動露出機能やセルフタイマー、二重露光撮影に対応している製品です。デザインはシンプルな白を基調とし、可愛らしさが強調されていて、女性から支持されるような見た目と言えるでしょう。