初心者でも簡単にベストショットを撮影するために大切なのは、しっかりとした写真撮影ガイドにしたがって写真を撮影することです。ここではカメラ初級者にもわかりやすい簡単な写真のコツについて紹介していきます。

カメラの初級者がベストショットを撮影するときにまず考慮しなければいけないのが、写真全体のおおまかな構図です。写真は基本的には縦と横の長さが異なっていますが、この長さの違いを頭に入れて、撮りたい写真の構図をしっかりと決める必要があります。通常の状態でカメラを構えた場合には、横の方が長い長方形の写真が撮影できますが、人が見てきれいだと感じるような写真を撮影するためには、被写体を写真のどの位置に置くかを慎重に判断して、構図を決める必要があります。
きれいな写真を撮影するためによく使われているのが、画面全体を一定の比率に分割して、写真を撮影する方法です。たとえば風景を撮影してベストショットを撮りたいと考えた場合には、風景をそれぞれ色や形などの特徴に分けて、画面の中に一定の比率におさめることで、写真全体にまとまりを作り、きれいに撮影することができます。具体的な例として、地平線の向こうまで広がる海と空を撮影する場合の構図で考えてみます。カメラのレンズを向ける角度や高さなどによって、写る写真の内容も異なりますが、レンズを高い位置に持ち上げて写真を撮影すれば、写真には空のほうがより多く写ることになり、海は写真の下の方に小さく写ることになります。
逆にレンズを下の方に向ければ、写真の大半に海が写ることになり、空は上の方に少しだけ写ることになります。
このとき、一番きれいに空と海をきれいに写す方法は、それぞれが写る面積を一対二の割合に分けて写真におさめることです。一対二の割合で異なる対象を写真に写すと、写真がきれいに写るのは写真撮影の基本テクニックで、海と空を撮影する場合には、写真の上から三分の二の場所まで空をおさめて、残りの三分の一に海をおさめれば、バランスのとれた写真を撮ることができます。このテクニックは他にも応用でき、山と空の写真を撮る場合にも、山を全体の三分の二までの高さにおさめて、残りの三分の一に青い空をおさめれば、写真全体の構図がしっかりとしまります。そのほかに初心者でも撮影しやすい方法としては、写真を上下左右対称にそろえて写真を撮る方法があります。これは写真を撮影する対象を中心の位置において写真を撮影する方法で、人物や風景などさまざまな対象を撮影するときに使用できるテクニックです。