“近年ではカメラを用いて、自分の好きな物や風景を撮る人が増えてきています。SNSが普及したこともあり、自分の撮影した写真をSNSに投稿することを楽しんでいる人も多く見られます。その中でも、神社や寺院などの写真を撮影したいと考える人もいるでしょう。これから神社や寺院の写真を撮影したいと考えているのであれば、写真撮影のヒントを頭に入れておく必要があります。
神社や寺院の写真のヒントとしてまず第一に挙げられることとして、神社や仏閣などはすべてを撮影してよいわけではないということを頭に入れておきましょう。主な観光地などの場合には、観光客向けに細かい表示などがなされていることから、どこは撮影してもよいのか、どこが撮影禁止なのかなどが分かりやすくなっています。しかし郊外などに行った場合には、禁止事項などが示されていないことも多いのが実情です。またこのような場所の場合には、神社や寺院の規模が小さいため、拝観コースなどに人員を配置できるほどの人手もありません。つまり撮影しても良いのかわからないと思ったとしても、質問できる人すら見当たらないというのが現状です。もしも有料拝観できる場所なのであれば、受け付けなどであらかじめ確認するようにしましょう。
一般的に撮影が不可能となっているものは、仏像やご神体が挙げられます。信仰の対象として祈りをささげるものの場合には、一般的には撮影は不可能となっています。そのほかに本堂や社殿の内側、絵画や彫刻、調度品などの美術品や生き物などがあげられます。特にフラッシュ撮影をしたことにより傷みが生じる可能性があるものは避けましょう。
一方で多くの場所で撮影が可能となっているものは、庭園や建物の外観、鳥や門などがあげられます。もちろんのことをその施設で直接確認することが前提となりますが、庭園などの場合には、写真撮影が可能になっている場所が多く見られます。特に庭園であれば、美しい写真を撮ることができ、良い思い出にもなるでしょう。過剰にかしこまる必要はないのですが、せっかく写真撮影をさせてもらうのであれば、神社やお寺にとっても実りのある方法で参拝をしたいものです。せっかく写真を撮影するのであれば、上手なテクニックを駆使して撮影してみたいものです。例えば山門をぼかして石段の長さを見せたり、光と影の様子を象徴的に見せるのもテクニックの一つです。瓦のもつ均整のとれた美しさとコントラストを表現するのもよいでしょう。”