写真を加工するフォトフィルターは、使い方1つでより魅力的に見せたり、注目を集めることになります。アプリを導入したらまずは設定で、使いやすく日本語に設定することをおすすめします。次に加工したい写真や画像を開き、各種のツールを操作してみるのが良いでしょう。特におすすめなのはぼかしやシャープで、色調を変えるツールもその1つです。
ぼかしは画像にムードを加えるのに有効ですし、シャープも印象を変えるのに役立ちます。どちらもやり過ぎは台無しに繋がるので、程よい加減を理解することが大事です。色調は文字通り色の調子を操作する機能で、例えば青みを増すと一気に現実味が増します。逆に緑色は幻想的なムードになりますし、赤色はどこか優しくて落ち着く雰囲気に仕上げられます。
そういう、色が与える心理的な作用を念頭に置きながらフォトフィルターを使うと、写真や画像を目的のスタイルで完成させることができます。色調の操作を難しいと感じた場合は、セピアやモノクロといった、古い印象を与えるフィルターの使用が便利です。これなら誰でも簡単にムードの変化を体験できますし、自分で加工するヒントを得ることにもなります。
ムードといえば他にもフレームやテクスチャが効果的で、フレームは写真立ての枠のような効果をもたらします。テクスチャは表面の質感を変えるもので、ザラザラと砂っぽくしたり、レンガに絵を描いたような加工も可能です。ただ、いずれも自然に仕上げるには相応の技術が必要で、簡単操作でプロ並みの仕上がりとはいかないです。誰もが簡単にできることというと、サイズの変更による解像度アップや、異なる画像形式での保存です。解像度アップは、リサイズするだけだとぼけた仕上がりになってしまうので、予めシャープフィルターをかけるか、リサイズしてからフィルターをかけましょう。
加工する素材によって最適な方法は違ってきますから、常識にとらわれずあれこれやってみるのが正解です。思った通りの仕上がりにならなくてもやり直せますし、反対にミスから面白い作品ができあがることもあります。Web用などに複数の写真や画像を加工する場合は、スタイルに一貫性を持たせることが大事だといえます。スタイルというのは加工の方向性や仕上げの共通点のようなもので、誰が見ても誰の作品か分かるようなイメージです。それ絵に例えれば色使いであったり、被写体の捉え方や文字の入れ方などで説明できます。
いずれにしても、試行錯誤の段階ではスタイルが定まりませんから、自分らしい方向性を見つけるために、失敗を恐れず挑戦してみるのがおすすめです。